「永遠の海」
 
永遠の海
半世紀以上にわたり海の撮影を続けている水中写真家 中村征夫。「海は潜るたびに異なる表情を見せ、常に新たな発見を与え続けてくれる」と、語ります。太陽の光でかがやく青い海や見事なサンゴ、鮮やかでかわいい魚たち。それらの写真を通して、美しい海景と命の豊かさをいつも私たちに教えてくれます。また彼は、海をめぐる人々の営みや東京湾での環境も精力的に取材し、社会性のあるテーマにも取り組んできました。
本展では、パラオ・沖縄の最新作を中心に、世界の海を旅し記録した中から約120点を展観。透明度の高いミクロネシア、世界に誇る沖縄のサンゴ、震災からよみがえる三陸海岸の海、水深1300mの深海の世界、鮮やかな紅海など、撮り下ろしや未発表の作品も多数紹介します。中村征夫ならではのぶれない視点でとらえた海の現実、永遠に残したい豊かな海中の絶景をストレートに伝える写真展です。
 
構成
1.ミクロネシア − 豊饒の海
 2017年2月に撮り下ろしたパラオの海を中心に、ジープ島、マーシャル諸島、グアムの海を展観します。火山と隆起サンゴ礁によってできた島々の透明度の高い海景、そこに生きる生きものたちをご覧ください。

2.沖縄 − サンゴ礁の森
 世界に誇る沖縄のサンゴ礁の海。中村征夫が最も長くサンゴ礁の変化を見つめてきた場所です。見事なテーブルサンゴの海に生息する生きものたちが、この豊かな自然の大切さを訴えます。2017年4月に撮り下ろした作品を中心に構成します。

3.三陸海岸 − よみがえる海
 東日本大震災による津波で、未曾有の大被害を受けた三陸地方。カキやワカメの養殖などは、一時壊滅状態に陥りました。中村征夫は、よみがえりつつある海で次々と産卵する生きものを撮影しました。再生する海の力を捉えたドキュメントです。

4.深海 − 水深1300mの生命
 2017年4月16日、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の有人潜水調査船「しんかい6500」で中村征夫が潜航しました。往復7時間に及ぶ深海への旅に挑み、駿河湾戸田海底谷の深海を撮り下ろした作品です。そこには見たこともない不思議な生きものがひっそりと息づいていました。

5.永遠の海 − 虹色に輝く光景
 世界の海を旅し記録してきた中からとっておきの作品をご紹介します。美しい海景とそこに棲む生きものたち。紅海、カリブ海、ガラパゴス諸島、ハワイ、オーストラリア、マレーシア、モルディブ諸島、パプアニューギニア、小笠原諸島……。改めて海の自然の多様性、命の豊かさに気づかされます。
 
展示作品イメージ
©『永遠の海』展
©『永遠の海』展
©『永遠の海』展©『永遠の海』展©『永遠の海』展©『永遠の海』展©『永遠の海』展
 
「永遠の海」 巡回一覧
2017年
8月9日(水)~ 8月21日(月) 松屋銀座
 
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