「昆虫4億年の旅」
 
昆虫4億年の旅
今森光彦は世界中の昆虫を求めて精力的に取材活動を行ない、世界の熱帯雨林や砂漠から国内の身近な自然環境まで、自然と人の密接な関わりを、美しい映像と親しみやすい文章で伝えつづけています。既成の生態写真にとらわれない独自の自然観に基づく作品群は、国内外で高い評価を受けています。

本展覧会では、彼の代表作である「世界昆虫記」「昆虫記」から新作まで、昆虫の生態を中心に約200点を紹介します。昆虫に注がれる今森のまなざしは、彼らを包み込む自然、さらには人間の営みにも向けられ、自然と人間との関係をも浮かび上がらせます。

今森のファインダーの中で繰り広げられる神秘と驚異に満ちた昆虫の世界。そこでは科学と芸術が高い次元で共鳴し、私たちに大きな感動を伝えてくれることでしょう。
 
構成
◆第1部 壮大な劇場〈世界昆虫記〉より
20年以上に及ぶ取材期間、地球上のありとあらゆる辺境を踏破した精力的な撮影行。膨大なフィルムから厳選された約145カットで構成された「驚異の昆虫たちの生態」。

「…昆虫は小さな生き物なので、私たちは個々の昆虫の美しさや、彼らの目をみはるような生態を見過ごしていることが多い。今森光彦の息をのむような写真は、すべての人にとって、たとえ昆虫の専門家であっても、まったく新しい世界の啓示となるだろう。」
『世界昆虫記』(福音館書店)より
デーヴィッド・アッテンボロー(映像プロデューサー、自然誌学者)

◆第2部 身近な発見〈昆虫記〉より
昆虫たちがいるからこそ、地球は魅力的なワンダーランド。
約103カットの作品でみる身近な虫たちの素顔。

「…今森さんの写真を見ると、自分の眼が急によくなったような気がする。こういうシャープさは、もちろん生来のもので、彼は今まで南米、東南アジア、アフリカなど、世界中をまわって優れた作品を撮ってきました。しかし「昆虫記」には、その鋭さに一種の暖かさが加味されている。彼自身は「子どものころ見た風景の中で」仕事をしたと言っているけれど、ここに写っている虫も今森さん自身も、まったく同じ風土に育った仲間であるという事実の中に、その暖かさの秘密がある、と私は思った。」
『昆虫記』(福音館書店)より 奥本大三郎(フランス文学者、日本昆虫協会会長)
 
展示作品イメージ
ハラビロカマキリ 2006年©Mitsuhiko Imamori
ハラビロカマキリ 2006年©Mitsuhiko Imamori
ハラビロカマキリ 2006年©Mitsuhiko Imamoriキイロツノギスの顔 コスタリカ 1993年©Mitsuhiko Imamoriヨツコブツノゼミの顔 ブラジル 1992年©Mitsuhiko Imamoriキサントパンスズメガと彗星ラン マダガスカル 1990年©Mitsuhiko Imamoriアフリカタマコロガシのペア ケニア 1985年©Mitsuhiko Imamoriオオアカエリトリバネアゲハと少年 フィリピン 1982年©Mitsuhiko Imamoriアカエリトリバネアゲハの集団給水 マレーシア 1989年©Mitsuhiko Imamoriキリギリスの誕生 1981年©Mitsuhiko Imamori
 
会場風景
東京都写真美術館
東京都写真美術館
東京都写真美術館東京都写真美術館東京都写真美術館東京都写真美術館東京都写真美術館
 
「昆虫4億年の旅」 巡回一覧
2009年
7月4日(土)~ 8月30日(日) 静岡アートギャラリー

2010年
8月11日(水)~ 8月23日(火) 大丸京都店
10月16日(土)~ 11月7日(日) 長岡市立中央図書館

2011年
7月16日(土)~ 9月4日(日) 倉敷市美術館

2012年
4月21日(土)~ 6月2日(土) 桐蔭学園

2013年
8月4日(日)~ 9月8日(日) 宇都宮美術館
 
関連展覧会

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